だが、それでもまだ人間の思想は、何の成就も果たしていないように見える。混乱極まりない世界の現状を、日々嫌というほど見せつけられ、思想そのものが混迷の中にただ漂う如くである。恐らくまだ私達は、本当の思想というものに行き着いていない。
 私達の思想とは、何千年あるいは何万年の、人間の歴史において培われて来たものの一つに違いない。思想とは感性と思惟の総括であろう。全世界の図書館に集積されている図書類は、その華々しい成果と言える。書籍は人間文化の殿堂・諸文化の根源である。

−新刊案内−

<大谷長監修 『原典訳記念版 キェルケゴール著作全集』 全十五巻 について>

 『原典訳記念版 キェルケゴール著作全集』全十五巻の、第一回配本(第14巻)は1988年12月25日でありました。爾来二十年に及ぼうとしています。既刊十三巻、2007年末現在での未刊は第3巻と13巻の二巻であります。
 始めはこれだけ長期にわたるとは予想もしておりませんでしたが、諸般の都合で延引に延引を重ね、読者各位には大変なご迷惑・ご心配をお掛けいたしております。必ずしも何かの蹉跌や単なる怠慢からこんな延引の事態を引き起こしたものではありませんが、出版社と致しまして誠に読者に申し訳なく、衷心より伏してお詫び申し上げます。

 しかし今般、漸く未刊の二巻が、訳稿も整い近く刊行出来る見通しとなりました。遅くとも2008年度中には上梓、全十五巻を完結させる積りであります。およその刊行日程は第3巻配本は08年5月、最終回配本・第13巻配本は08年秋10月頃を予定しております。
 特に第3巻は「畏れとおののき」「受取り直し」「不安の概念」の大著を収録、相当の大部の巻となりますし、最終回配本予定の第13巻には「キリスト教への修練」「一つの建徳的談話」を含みます。小社の全力を挙げて相応しい本に仕上げるべく鋭意努力致す所存です。何卒これまでの不手際延引をご海容下さいまして、変らぬご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
                              

07年11月  創言社編集部
 



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-更新記録-

■2007.11.5
topページの案内他、変更。

■2007.7.22
topページのレイアウト変更。


■2007.7.8
新刊『総理の乳母』案内を各ページに追加。


■2007.5.6
目録の詳細ページを3冊追加。

■2007.4.28
創言社オフィシャルページの開設。運用開始。



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